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Surface pro3購入レビュー 第三回「ノートPCと重さで比べて満足感が薄い」

Surface pro3購入レビュー 第三回「ノートPCと重さで比べて満足感が薄い」

今回は個人的意見の回です。独断と偏見が入っていますのでご注意ください。

 

Surface pro3を購入した理由はノートPCのリプレイスです。
流石に5年使用したので性能的に限界も感じつつ、
起動がSSDなのに遅い(BIOSのPOSTで止まる)など、
利用中の落下などの影響と経年劣化が来ているからです。

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旧機種は東芝Dynabook RX2

旧機種は透過型液晶で軽量と話題になった東芝Dynabook RX2です。
ですが透過型液晶では無くてLED液晶のモデルですけど。

 

東芝Dynabook SS RX2
CPU:Core2Duo SU9400 1.4Ghz
MEM:4G
SSD:128GB
12.1型TFT LEDバックライト液晶
有線&無線LAN
WiMAX
DVDスーパーマルチドライブ
バッテリー駆動時間:14時間

 

このような性能ながら、ドライブ搭載で本体のみ1.2kg程度とかなりの軽量ノートPCです。
また電池駆動時間も長いです。

 

この機種のリプレイスに当たり条件を考えました。
・前機種の持ち歩き実測総重量よりも実測で軽量なこと
・ドライブは今は無いのが主流なので無くてもよい。
・有線LANは必要(アダプター可。ただしアダプターも重量として含めて考える)
・VGAかHDMIでもいいので外部出力も必要(アダプター可)
・スペックはアップ方向でメモリは4GB以上必須

 

RX2の時にはアダプタも持ち歩いてトータル1.4kg程度だったのでそれよりも軽い事を考えています。
1.4kgのRX2を持ち歩いていると長時間の持ち歩きは本当に疲れるので、
10gでも軽くなることを目標にして考えていました。
最重要ポイントは「重量」です。

世界最軽量か話題のタブレットPCか

重量的に最近のUltrabookだと、LavieZが秀でています。
東芝好きなのでKIRAなども考えましたが重量的に1.12kgの本体では現行のRXとの比較だと
本体のみでも同じくらいの可能性があり微妙なので、
圧倒的に軽くするにはノートパソコンのジャンルではLavieZしかありません。

LavieZ

軽さをメインで考えているのでWQHD IGZO液晶モデルです。
選考にあたり考えたことは。

 

よい点
・軽量795g
・USB3.0 2ポート
・アンチグレア液晶
・HDMI外部出力あり
・悪い点
・堅牢性が低そうなぺらぺらの液晶フレーム
・軽さ以外はスペックから割高感がある
・Windows8.1(proではない)
・メモリ4GB固定
・キーボードの打感がよくない

Surface Pro3

対抗馬なのがタブレットPC?な未発売のSurface Pro3です。
軽量と謳われていますが、未発売なので実際の重量や使い心地はわかりません。
展示も無いので判断要素はマイクロソフトの発表会のみで、
不確定要素は多いですがおそらくKIRAなどと同列な重量になると思うので、
「話題」の製品でありタッチ対応、「ノートパソコンというジャンルではない」ので選考範囲に入りました。
よい点
・タッチ対応
・ペンが付いてくる
・タイプカバーの打感は悪くない
・話題(笑)
・Windows8.1 pro
・堅牢性はありそうな筐体
悪い点
・USB3.0 1ポートと少ない
・軽くない
・グレア液晶
・メモリがSSD128GBでは4GBのみ
・miniDisplayPort

肝心なのは重量。しかし堅牢性も大切

LavieZは軽量な点は合格なのですが、問題は堅牢性です。
通勤電車に持ち込む事になるので鞄の中で押されたときに壊れないかです。
LavieZは非常に液晶部分が薄くていいのですが、大丈夫なのかというくらいペラペラです。
また液晶割れ報告も多い感じなので、堅牢性で警戒しています。
Ultrabook全体的にこのあたりは不安視されているようですが、
どうしても持ち運ぶので気になります。

 

対してSurface Pro3は発売後に実際に触ってみると堅牢性は非常に高そうで、
非常にしっかりとした作りとなっています。
落下もマイクロソフトの発表会で落として試していたので問題なさそうな印象です。

堅牢性と重量のバランスからSurface Pro3へ

どうしても軽くしたい一心でしたが、堅牢性も無くてはモバイルとして成り立ちません。
Surface Pro3コーナーで営業の人と話してみると、
重さは少し位は今のRX2から軽くなるんじゃないかという話で、
堅牢性に不安があるLavieZだと壊れる可能性があると常々心配するより、
堅牢性とそれなりの軽さのSurfaceかなと思いSurfaceに決めました。
更に後押しをしていたのは発売から間が無く「話題性」があることでした。
有線LANを使うのでUSBが1ポートが非常に痛かったのですが我慢します。

旧DnynabookSS RX2と新Surface Pro3重量比較

本体のみ

Surface Pro3はキーボードがタイプカーバーで別なので、
キーボード付きで合わせた条件比較のためタイプカバー込みです。
DSC_0417_RDSC_0428_R
Surface Pro3  1129g
東芝Dnynabook RX2 1143g
若干軽くなっています。でも本当に若干です。

本体+アダプター

モバイルでは電池駆動ではありますが、
長時間の使用を出先でするのでアダプターも持ち歩きます。
本来なら固定箇所なのでもう一つアダプターを買えば重量節約できますが、
高価なものなので使い回しです。

DSC_0418_RDSC_0431_R

Surface Pro3  1339g
東芝Dnynabook RX2 1415g

 

ここで差が出てきました。
100g軽量化とまではいきませんが、これなら買い換えコンセプトにも合ってます。
劇的に軽くなったとは言えませんが、当初の目標はクリアしたかに思いました。

本体+アダプター+必要なアクセ

実はSurface Pro3は本体とアダプターだけでは足りません。
理由はRX2では光学ドライブは使わなかったが、有線LANとVGA出力は使っていたからです。
SurFace Pro3でそれらを使うにはアダプタが必要なので、
必要なアダプタ類を含めて再度計測
DSC_0433_R
Surface Pro3  1419g
東芝Dnynabook RX2 1415g

 

なんとここで重量が逆転しました。
結局必要な機能をそろえたら4gではありますが旧機種より重くなってしまいました。
これでは買い換えのコンセプトをクリアできず、
軽くすることは絶対条件だったので買い物大失敗です。
ものすごく後悔しました。

重量を無視した原因は話題性

重さに関して当然アダプターなど持つことは考慮に入れていましたが、
営業さんの言う「比較したら軽くなると思いますよ」を鵜呑みにして実際の重量をしっかりと調べなかったのがいけませんでした。
特に話題性や在庫の薄さで焦ってしまい下見のつもりが購入に至った体たらくです。
珍しく営業に振り回されてコンセプトを失敗した買い物です。
ここには心理として話題性と所有欲が自分の中にあり、ブレてしまったのです。

 

営業は私の使い方を100%理解していません、自分の使い方がわかるのは自分だけです。

Surface Pro3はフル装備モバイルノートPCと比較して軽量を求める製品では無い

実際に買ってみて、東芝Dynabook RXシリーズやその後継機、PanasonicのLet’s noteシリーズといった、
有線LANやVGA端子、更には光学ドライブまで付いて軽量なモデルを使っている人が、
Surface Pro3に同じスペックを求めていくのは少々違う話だと思いました。

 

いつ頃からかUltrabookが出てきて薄型の波でフル装備モバイルノートPCも市場からほとんど消えてしまいました。
その中でSurface Pro3はあくまでWindowsタブレットであり、ノートPCではありません。
タブレットとしても本体のみ832gはAndroid系と比較してしまうと重いとは思います。
しかしWindowsが動く12インチのタブレットとして、
Atomでは無くcoreiシリーズを使っていて重い処理もできる「特別なタブレット」です。
タッチ操作に加えてSurface Penなどで新しい使い方を模索・提案してきている端末と考えるのが妥当かもしれません。
実際に製品のコンセプトが違うのは事実でしょうから、

フル装備ノートPCやAndroidタブレットと比較しすぎないで、
SurfaceはSurfaceだと考えるべきです。
この比較に関しては大きな意味は無く、個人的買い物のコンセプトに照らし合わせただけです。
ただ「軽量」という言葉に釣られて用途を見失うと、
重量の面では満足いく結果にならない可能性がありますので
この後買う人は私のような失敗をしないようによく考えてから購入した方がよいでしょう。
ここまで重量面で書いてきましたが、
「Surfaceという製品」としては非常に満足度は高いと思います。
スペックや使い勝手はもちろん所有欲を満たす、よい製品なのは間違えありません。

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