IIJmio meeting #4(東京会場)に参加してきました。
大阪会場へ参加の方はネタバレ？も含みますので読み進める場合はご注意下さい。
IIJは移転したばかりで前回とは場所が異なる為迷わないように…と思ったら駅の目の前でした。
今回は初心者向け内容多め みおふぉん教室と相談会
最近技術的な話がメインになっており初心者が置いてけぼりになっていた反省？から、
初心者向けセッションの充実を行っていました。
技術的な話は面白いので歓迎なのですが、こういうのもいいですね。
IIJmioとは、なんで安くなるのか、SIMロックフリーといった内容で
初心者にわかりやすく説明してくださったのはIIJ 堂前氏。
慣れてくると詳しく説明しようとしてしまうのが技術系の性ですが、
人に紹介する際の注意点や説明の仕方を再度確認する良い機会になりました。
初心者向けとのことでしたが、ある意味玄人向けではないかと。
みおふぉんのプラン選択
「分からない人はとりあえず一番安いものを選んでおけば良い」
会場で笑いが起きた斬新なプラン選択です。
やはりキャリアでの自分のパケット使用量を確認してプランを選ぶとのことですが、
分からない人はとりあえず一番安い者を選んでおけば良いという話でした。
後からプラン変更をしても変更料金は掛かりませんし、
高速通信を使い切っても通信が出来なくなるわけではないので
安く上げる事がMVNOへの移行理由でしょうから安いプランから試すのが合理的です。
単純な気もしますが、私もお勧めする選び方です。
IIJmioではデータ通信の利用量も確認出来るので、
確認してからプランを見直すのが良いと思います。
IIJに乗り換えて変わるポイント
キャリアメールとおサイフケータイは自分の経験上引っかかるポイントツートップです。
二台持ちでも上手くキャリアメールが使える契約を残さないといけなかったり、
そもそもおサイフケータイだと通信が発生するのでキャリアから離れられなかったりします。
キャリアさんのおサイフケータイでの囲い込みは上手いなぁと思ってしまいます。
やはりこの辺りはどうにもしようがないようです。
申し込みについて
MNPだとSIMの到着待ちで電話に出られない時期が出来てしまうことが注意点とのことです。
通信販売の場合は現在だと大体3～5日程度申し込みからお届けまで掛かるとのことでした。
現在はビックカメラの有楽町店にカウンターを設置しているので、
そこなら１時間程度で開通できるそうなので、
行ける人はビックカメラ有楽町店のカウンターで申し込みをした方が便利です。
また、申し込みの際は「キャリアメールをやめておく、解約すると使えなくなって確認出来なくなります」
とのこと、結構初心者の方はついついキャリアメール登録しがちなんじゃないでしょうか。
みおふぉんでVoLTEは使えるのか
ここではドコモのSO-03F(Xperia Z2)を使ってのVoLTEでのHD通話が出来るかと、
その詳細をIIJ 宮本氏が解説してくださいました。
技術的な話なのでワクワクします。
MVNOへの提供内容が改正されていた
改正内容は音声回線に関する記述で、
従来は帯域を指定していましたがその旨が削除されました。
なのでVoLTE使える可能性があります。
SO-03Fでは利用可能
展示でも実際に触ってみおふぉんでVoLTE体験をしましたが、
問題なく使えます。
但しHD通話はお互いにVoLTE端末同士のみなど条件はドコモと変わりません。
通話中にLTEでのデータ通信も出来るとのことで、
3Gへフォールバックする方式よりLTEデータを有効に使えます。
VoLTEはやはりドコモが管理したシステム
VoLTEはパケットを使う電話ですが、
ドコモの設備を経由しており従来と変わらないとのこと。
パケットを使うのでMVNOでも扱えるようになると面白いプランが期待できるかも？
と個人的には期待していましたが、やはり「電話」でした。
VoLTEはIPv6？？
VoLTEの仕組みはIPv6を使用しているようですが、
ルーティング内容などが見えなく今のところ不詳とのこと。
音声の場合はIMSというAPNに固定となっている（これは各社共通）
共通にすることで海外ローミングでも同じIMSで接続が可能になっています。
電話独特の技術なようです。
今後他のキャリアもHD音声通話を導入すると状況が変わる可能性があり、
例えばiPhoneがVoLTE対応したらIIJ等MVNOでは使用できないという可能性も否定できないとのこと。
VoLTEの利用に関しては今後の動向に注目です。
VoLTEはパケットを使った音声だがIIJの高速クーポンには影響なし
VoLTEと通常のデータ通信のパケットは経路が違うため、
音声通話はドコモの設備へ、データ通信はIIJの設備へ流れるので、
高速クーポンをVoLTEで消費されることはありません。
MVNOと事業法を巡る最新動向
堅い話を分かりやすく説明してくださるのはIIJ 佐々木氏。
今年は電気通信事業法見直しの年
今年はやけに携帯業界の動きが激しく、
当ブログでも話題を欠かすことがありません。
それは、今年が「電気通信事業法の見直しの年」だからでした。
このミーティングで気づいた次第です。
「光の道構想」「日本再興戦略」の政策が重なっている年です。
今年の動きが今後の携帯業界そしてMVNOの方向性を決める事になるのでしょう。
今後もIIJはユーザーを考えて社会的責任を全うしていく姿勢
IIJはMVNO委員会では主要メンバーで副委員長を担っていて、
MVNOのサービス向上に尽力しています。
SIMロック解除の義務化では端末のサポートを懸念し、
ユーザーサポートと動作確認の充実などを課題と捉えていた。
本人性確認の強化と有害情報フィルタリングの必須化など、
MVNOの契約や利用をしづらくする可能性もある課題だが、
社会的責任を全うしていく姿勢とのこと。
これらの内容はまだ決定事項ではなく今後の議論となる模様、
IIJは積極的に議論へ参加していくことでMVNOの発展に寄与していく方針とのことでした。
毎回ここまで見せていいのか？というIIJmioミーティングですが、
初心者講座をやりつつも、ディープな内容も交えていて
今回もここまで発表していいのか？と思う勉強になるミーティングでした。
通信業者で中の人とこんなに近い距離で話が出来るのはこのミーティング以外にないですね。
まさに”会いにいけるMVNO”です。
最近は抽選倍率はほぼ１倍と抽選を頑張らなくても会えますので、MVNOを検討中で悩んで居る方は是非参加して疑問を解消してください。握手会もあるかもしれませんよ。
今回配付されたノベルティなど
うちわは木目調ではなく本当に木製と珍しい仕様です。
さらには水にみえるペットボトルは「にがり」でした。
個性的なノベルティ充実です。
前回頂いたみおふぉんパッケージか高速通信クーポン500MB(コードのみ）のどちらか一つでした。
私はみおふぉんは既に契約していたので、高速通信クーポンを頂きました。（有効期限あり）
トークセッションの様子を纏めましたが、
興味深い展示が多かった為、展示コーナーは別記事で纏めます。
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