ヨドバシカメラも人気の格安スマホへ参入を発表しました。
イオンから始まりビックカメラも参入しましたがついにヨドバシカメラもとなり、
家電量販店での格安スマホ販売が本格化して面白くなってきました。
セットとしては最近よくある「Covia CP-F03A」などと
日本通信のスマホ電話SIMフリーデータの組み合わせです。
特色があるのが日本通信のスマホ電話SIMフリーデータが専用品な事と、
端末が3種類用意されていることです。
ヨドバシカメラセット販売用日本通信スマホ電話SIM
日本通信のスマホ電話SIMといえば200kbpsのみの通信か、
Turbo Chargeで100MB単位で高い料金を払って高速通信を買うか、
3GBパックを買うかでした。
今回ヨドバシカメラの格安スマホにセット販売されるスマホ電話SIMは、
一般販売とは仕様が異なり、高速データ通信プランを選ぶ事が出来ます。
基本使用料は変わらず1560円です。
高速データ通信プラン
1GB:340円
2GB:950円
3GB:1560円
7GB:2420円
細かい単位でプランを選ぶ事が可能で、基本使用料にプラスで料金を支払うと
高速データを付ける事が出来ます。
1GBの高速通信と基本使用料で1900円なのでまずまずなプランです。
通常販売されているスマホ電話SIMより使いやすくなっています。
むしろ通常販売されているスマホ電話SIMが現状のMVNO環境に
合っていないだけなきもします。
使う人にはヨドバシ専用品のような安いデータプランを用意しておいて欲しいですよね。
3種類の端末が用意されて選べる
今まで格安スマホはあまり多様な機種が用意されていないのが殆どでした。
しかしヨドバシカメラは同時に3機種を発表し、選ぶ事が出来ます。
本体代金
FleaPhone CP-F03a:18842円
freetel FT132A:12185円
StarQ Q5001:24796円
SIMセット代金(本体+SIMパッケージ代)
FleaPhone CP-F03a:19222円
freetel FT132A:13361円
StarQ Q5001:22370円
端末単体では標準と言える価格での販売ですが、
セットとなるとSIMパッケージ代も含まれているはずですが、
本体価格を割り込んだ値引きがあります。
確かにこれを見るとヨドバシの格安スマホは安いと思うかもしれません。
専用のSIMでセットで値引きですから魅力もあるでしょう。
しかしいつもながら、セットになっている端末に問題があります。
FleaPhone CP-F03a
ビックカメラでIIJmio(BIC SIM)とのセットで販売された端末です。
デュアルSIM端末で面白い仕様で、
クアッドコアCPUとAndroid 4.2で一見良いように見えるのですが、
問題点がいくつかあります。
- LTE未対応
- メモリが512MBしかない
LTEは無くても良いなら良いのですが、メモリが512MBは少ないです。
現在の最新端末はメモリ2GBですから。
ストレス無く使いたいなら避けたいところです。
freetel FT132A
最近賑わせているfreetelです。
こちらは3.5インチのディスプレイで小型なのが特徴ですが、
これも問題点がいくつかあります。
- LTE未対応
- メモリが512MBしかない
- デュアルSIMだが国内で使えるのは1スロットのみ、残りは2G(GSM)
CP-F03aより価格は安いですが、お勧め出来ません。
ストレス無く使うというのもそうですが、
海外旅行でGSMを利用できる国に行かない限り、
面白いデュアルSIM対応が使えないので特徴が全く生きない端末です。
国内で使うには避けたい端末です。
StarQ Q5001
こちらも最近ビックカメラで取扱が始まった機種です。
5インチと大型な端末でデュアルSIM対応が特徴です。
これも問題点はあります。
- LTE未対応
- メモリは1Gと多少多め
- アプリのインストールは1GBまでしか出来ない
- CPUが5インチにしては非力
こちらの端末は最初の二つに比べると多少良くなっています。
価格もですが…。
まだ使えそうなメモリ容量ではあります。
しかし、16GBの容量があるのに1GBまでしかアプリがインストールできない
のは少ないと思います。
初心者はまず16GB使えると思うわけで大きな問題になるでしょう。
結果お勧め出来ません。
どの端末も「分かっている人」向け
まずSIMとの組み合わせでおかしいのはどの端末もLTEが使えない事。
サービスが活かせない端末とセットにするのはやはりおかしいです。
そして、無駄にデュアルSIM等の付加機能がついていることです。
これは、格安でスマホが持ちたい初心者ユーザーを相手にしているとは思えず、
「分かっている人」に販売するように思います。
キャリアのように超手厚く面倒を見てくれないのは間違えないでしょうから、
初心者はこのような癖のある端末を利用しない方が良いと思います。
白ロムと格安SIMを組み合わせた方が高性能でお得
先日値下げされたIIJmioのみおふぉん(1GB・1600円)と
市場に流通しているdocomoの白ロムを購入した方が、
初心者でも使いやすい高性能端末で快適に使えると思います。
2014/7/9現在だと、docomo G2 L01Fが25690円でAmazonにて購入できます。
L01Fは2013-2014年冬春モデルなので今だと一世代前ですが、
LTEにも対応していますし、snapdragon800と今でも最新と言える性能を持っています。
StarQ Q5001と比べてテザリングを利用しないという条件であれば、
絶対にG2 L-01Fを購入した方がお得です。
電池持ちなどスマートフォンの悩みも最新端末の方が少ないはずです。
格安スマホもいいですが、
一度白ロムも考えた方が良いと思います。
ヨドバシの格安スマホも人を選ぶサービス
通信は日本通信なので日本通信なりのクオリティは確保されており、
問題はあまり大きくないのです。
しかし、セットのスマートフォン本体が個性ある端末なのですが、
それ故に癖があり人を選ぶような側面が多分にあります。
格安スマホにしようと思ってこの記事を読んでいる方であれば、
白ロム購入して自身でプランニングも難しくはないでしょう。
格安スマホをセットで契約する前に、
一度白ロムの購入を検討されることをお勧めします。
格安スマホは「レッテル」が少しづつ出来てこないか心配です。
LTEが使えないなんてナンセンスですし、端末スペックも低すぎます。
Androidスマホがダメだと言われていた時代のスペックの端末を出していると、
ユーザーの不満も相当なものになると考えられます。
格安スマホ=安かろう悪かろう
となることが心配ですし、
それがMVNO(格安SIM)のせいだと誤解されることも心配です。
入り口としてはよいサービスなので、今後の充実に期待したいところです。
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