でじたるフラッパー

AE86 SaRD DAMPER取り付け

AE86乗り心地改善計画の第2弾。
某キングも大絶賛していたSaRD DAMPER(サードダンパー)で改善するのか!?
購入して試してみました。

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SARD DAMPER

購入した2024年末時点で前後取り付けキット込みで約10万円です。
決して安くはないのでどこまで乗り心地に貢献するか。




セット内容は取付用の金具・ボルト類と件のダンパー2本です。


このダンパーがすごいらしく、
中身は皿バネが入っていて細かい振動?などを吸収する上に
フレームのエンドを繋ぐことで剛性もアップするとか。


SARDとAISINの共同制作とのことで、
アイシン精機が開発しているということはなんかすごそうです。


SARD DAMPER リア取付

正月休みの時間を使ってリアを取り付けました。
15年くらい前にバックパネルの錆補修でバンパーを外したことがありましたが、
その時と比較して鉄ねじの錆が進んでおり前回よりかなり苦戦したと思います。



むむむむむ?!?!?



繋ぎ目めっちゃ錆びてる…。
普段見えないので全く気付かず。
15年もののレノバスプレーを作業後にしておこう。


けん引フックを外してけん引フックSARD DAMPERの金具を共締めするようにしていきます。
左右けん引フックがありますが、地面側からボルトで止まっており、
左はマフラー、右は燃料タンクが邪魔して工具がなかなか入りません。
絶妙なショート丈or隙間を縫えるレンチが必要です。
とりあえず普通のKTCのラチェットとショートエクステンションで何とか自分はなりましたが、
かなり知恵の輪だったのと、あちこちカンカン叩きましたので注意です。


外れたけん引フックは意外とボルトは平気。
このフック側に溶接されているボルトの受けが、
経年劣化で溶接がボロッと外れるケースがあるようですので、
緩める際は注意です。
ちなみに緩めるときは556をガンガン吹き付けて緩めました。
今回は左右共にボルト受けが外れるトラブルはありませんでした。


リア用の金具の出番です。左右あるので注意。


左側に共締めした結果。


右側の共締めした結果。
この形でつくのでというか
おそらくこの形以外ではハマらないので大丈夫だと思いますが。
こんな感じになります。


ご本尊です。
付属のボルトでステーに止めます。



細いほうの先端は長穴になっているので多少のチリの合わなさは吸収されます。
フレームのゆがみとかで必ずピシッとはいかないのでしょう。


本体の取り付け自体は邪魔もなく簡単。





錆びとる…。
ちょっとダンパーのはみだし具合がバンパーに干渉しないか心配になりますが、
大丈夫な設計です。


真ん中のほうも錆びている。
こういう機会に状態は確認しておくのがいいですね。

というわけであとは外した手順の逆でバンパーを戻してリアは終わり!

SARD DAMPERフロント取り付け

さてリアを先にやったのはリアバンパーを外したことがあったからと、
リアが一番作業的にめんどくさいと思ったからです。
フロントはエアロなのでバンパー脱着しなくてもそのまま付けられるはず♪

ということで、サクッと


うん???


ううん????
エアロのサイド導風板が干渉して付けられない・・・・。
万能ばさみでFRP切れるか試したけど無理…。

ということで、後日駆け込み寺して取り付け(加工)手伝ってもらいました。




フロントは金具にバンパーステーの下と共締めします。
けん引フックを付ける位置ですね。



このつけ方!間違えです!
あまり考えずにやってしましました。
正しいのは車体側にSARD DAMPER本体を付ける。



はい。これが説明書通りの正解です。
ただ、リアはまっすぐだったのですが、
フロントがまっすぐ付きません。


説明書の図とも状態が違うのですが、
これでよいものなのか。
まっすぐのほうが効くはずなので、ちょっと無理して修正できないか。


バンパーがしなって無理な押す力がかかるので諦めました。
少しはの字ですが止めてあれば多少は効くだろうということで。
フロントはぶつけて大修理しているのでフレームが曲がっていて先端の寸法が出ていないということ???
よくわかりませんが先に進みます。


加工してもらったバンパーを取り付け。
しっかり逃げています。


左もしっかり逃げていて問題なし。
バンパーが多少動いてもこれなら当たらないでしょう。


下の導風板ともクリアランスは問題なし。



真正面からだとこんな感じで、
ついていることは見ようと思えば見えるけど
意外とぱっと見では気づかない感じです。

SARD DAMPER(サードダンパー)による乗り心地の変化

リアだけの取り付け期間が1か月くらいありましたので個別での感想を。
サスペンションは車高調キット(ショック)がTRUSTのGreddy Type-S AE86用。
スプリングはフロントMAQs 4kg リア TEC-COIL 2.6kgです。

リアのみ装着

家の周りを走り出しただけでリアの動きが変わったことがわかります。
これは間違えなくリアはかなり効きます。
曲がりくねった土手道などを走ってみるとリアの動きがよくわかるようになりました。
流石にホーシングなのは変わりませんが、
以前に比べてしっかりしているし、よく動くようになったように感じます。
乗り心地ももともと柔らかいスプリングですがさらにマイルドになった気がします。

これなら3.9kgなどちょっとレート上げてもバレないか?!
と思うくらいに良い感じです。
家族も気づくくらいに変わります。

フロントも装着後

リアだけでこれだけ変わったのでフロントも加わったら乗り心地は高級車に!
と期待をしていました。
が結果は…わかりません(笑)

取り付けが写真の通り若干のハの字なのでそれが原因なのか、
フロント4kgのフワフワ感のせいなのか、
ちょっとしたワインディングを走っても違いがよくわかりませんでした。
リアのほうが効いていると思います。
(リアはタワーバーなどの強化は一切無いのが要因かも)
家族もフロントは違いがわからないと言っていました。
とりあえず害はありませんので使います。

その後、6kgにフロントを変えたのですが、
6kgにしてみると多分効いているのではないか?
と思うような細かい振動などが減った気がします。
家族も6kgで固くはなったけど、昔の8kgの時と比較して
エンジンの振動など細かいが減っている気がするとコメントしていました。
取り外して乗って、また付けてのテストをしないとこれはわからないですね。

乗り心地改善としてはアリ

とりあえずリアは抜群に良くなったと感じたので、
10万円が高いか安いかは別で、つけてよかったと思います。
多分スプリングレートが高いほうが効果を感じやすい気がするので、
固めにしたいけど乗り心地もという場合には付いているほうがいいと思います。
このサードダンパーがあるからフロントをもうちょっと固くで
6kgのスプリングにチャレンジできた節もありますので、
無駄だとは思っていません。
ただ、乗り心地改善としては補助的な位置づけだと思います。

古い車なのでボディ剛性の無さがどうしても乗り心地に大きく出て
なかなか改善できないため、このようなパーツは助かる限りです。
少しでも現代車に近づけるよう性能アップできるパーツが出てくるのはうれしいですね。

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