とても遅れて、今更書かなくてもいいんじゃないかと思われるところですが。
一応書きます。
恒例IIJmio meetingに参加してきました。
前回は時間ギリギリとなり席に困りましたが、
今回は余裕を持って到着しました。
最初に展示コーナーです。
展示コーナー
海外SIM販売の展示
端末実機展示コーナー
目新しい実機は特にありませんでした。
SIMフリーとしては定番の機種はあるので、
IIJmioのSIMとセットで試したい人は足を運ぶといいです。
サービス誕生祝いをされている様子が
パネル展示されていました。
エンジニアのサービスに対する熱心な取り組み故に
ちゃんとお祝いされているのですね。
痛SIM
堂前さんの趣味で作成された、
コミケットSP参加時の痛SIMパッケージの展示です。
絵描きさんの選定が個人的に光ってると思います!
(あくまで私個人の感想です。)
雑誌の展示
あとIIJ SmartKeyの展示と実機デモをしていました。
こちらのコーナーで質問をしたり説明を聞いている人が多く、
人気のブースになっていました。
展示を堪能したところで本編です。
IIJmio Updates
IIJmio Updatesで気になったトピックをいくつかピックアップします。
クーポン増量再び
前回のクーポン増量でファミリーシェアプランで
キャリアサービスに匹敵する容量を提供していましたが、
更に増量です。
うちは既に余りまくっていますが更に余ることになるようです。
しかし昼頃の速度低下が激しいのですけど、
これに関しては認識されているとのことで、
前倒しして設備を増強するとのこと。
ファミリーシェアプラン複数MNP対応
今までは代表回線のみMNPで転入出来たのですが、
子回線もMNPで転入出来るようになりました。
家族で纏めて入る人はいいですね。
3回線までという回線数の制約は変わっておりません。
みおふぉんダイアルとファミリー通話割引開始
俗に言う中継電話サービスのみおふぉんダイアルのサービスを開始。
契約者は申し込みをせずにサービスが使えます。
類似サービスとしては楽天でんわがあります。
同一mioIDの契約間のファミリー割引も開始され、
「みおふぉんダイアル」と併用で最大60%通話料が割引になります。
卸で音声通話の割引が実現出来るとは思っておりませんでしたので、
キャリアのように無料とはならなくてもかなりのサービス向上となっています。
みおふぉん教室 スマホメールの引っ越し方
みおふぉん教室と言えば担当はIIJ 堂前氏
格安スマホではキャリアメールのような
メールサービスは無いため乗り換えの際には課題となります。
キャリアメールの代わりにGmailかYahooメールを使う方法を解説してました。
この二つのフリーメールを題材にしている理由は、
「プッシュ通知」に対応していることです。
これが無いとキャリアメールの様に使うと言うにはほど遠く、
自分で定期的にメールがあるかチェックすることになります。
ポイントは先にアドレスを取得してアドレス変更を伝えることです。
通常はキャリア変更後にアドレスが確定するため、
事後にアドレス変更を伝えていましたが、
今回は先に取得できます。
先入観から違和感があるかもしれませんが、
先にアドレスがgmailないしYahooメールに変わる事を伝えるのが私もベストだと思います。
理由は簡単で、
相手によってはキャリアサービスの迷惑メールフィルタで届かないことがあるからです。
gmailやyahooメールは携帯キャリアのメールでは無いため、
キャリアメールに送った場合迷惑メールとして拒否される場合があります。
要はPCメールとしての括りにされて扱われます。
(gmailなんてAndroid利用には必須なので携帯メール的扱いでも良いようには思いますが…)
この場合相手に自分のメールアドレスを許可設定してもらわなくてはなりませんが、
キャリアメール解約後だと連絡手段が電話かSMSしかありません。
それでは困ってしまいますので先に伝えるわけです。
ただし、迷惑メールフィルタ設定を知らないで使っている人も多く居ます。
そういう人に教える位の気持ち的にも時間的にも余裕を持って行った方がいいと思います。
あと、各種サービスを利用していくときに、
携帯メールアドレス欄が自由項目でない場合に、
キャリアドメインしか選べない場合があります。
私が出会ったことがあるのは、
ROUND1
JOYSOUND
なんてところでしょうか。
これは回避策がないので登録を諦めるしかありません。
今利用中のサービスで必須の物があれば確認した方がいいです。
みおふぉんダイアルとiPhoneのVoLTEの話
今回の実用かつ技術的なお話し。担当はIIJ 宮本氏。
みおふぉんダイアル
通話料が安くなるサービスで、
仕組みとしては中継電話を利用している。
楽天でんわのようなサービス。
プレフィックス番号からフュージョンコミュニケーションズを使っているようです。
このサービスが初期費用と月額無料で付いてくるのは魅力的です。
ただし設備上の問題でVoLTEには非対応です。
設備としては以下の図のようになっているようです。
VoLTEとは
VoLTEと言ってもまだ始まってそれほど経っておらず、
知れ渡っているとは言い切れません。たまに話題にすると何それ?という反応が来ます。
VoLTE対応と非対応の通信経路の違い
iPhoneのVoLTE
Androidに乗り換えて1年ちょいが経過していますが、
知らないうちにiPhoneでVoLTEが始まっていたようです。
iPhone6は筐体的にはVoLTEに対応していたようです。
しかしみおふぉんダイアル利用の場合挙動がおかしいとのこと。
実際の展示機で試すことができたので、
私も実験してみましたが確かに接続まで異常な時間がかかりおかしいです。
なおこの現象は2015/6/15に改善されています。
キャリアアップデートかiOSアップデートで改善されたのだと思います。
MVNOとSIMフリー端末の問題について
今回の濃厚技術セッション。担当はIIJ 大内氏。
キャリアのように手厚いサポートをされない端末が増えてきています。
特にSIMフリーの場合価格を下げるために
コストが掛かる公式な接続テスト(IOT)を実施しない場合が多いそうです。
確かに使うキャリアが分からないからと複数キャリアテストしたら大変ですよね。
MVNOが接続部分をサポートしようという点にはとても感心しました。
しかし課題は多いようで解決策がすぐに出るわけではないようです。
解析方法は一般では手が出ないような内容です。
また解析の為のソフトも有料で結構な金額が掛かりますので、
まず個人でやる人はなかなか居ないでしょう。
ここからは事例です。
LollipopでAPNサーチを頻繁に繰り返す問題
私もNexus5持っていますが確かに起きますね。
えらく接続に時間が掛かることがあります。
対策としてのAPNの削除ですが効果ありますので困っている方にはお勧めします。
APNを削除しても「APN初期化」を実行すれば削除した物が復活しますので安心です。
イメージ的には”初期リスト”と”利用リスト”の二つを持っている感じです。
普段見えていて利用・編集しているのは”利用リスト”の方です。
Android初期化やAPN初期化時には”初期リスト”で上書きされます。
APNプロトコル:IPv4/IPv6で接続できなくなる問題
Nexus7(2013)を所有していないためこれは知りませんでした。
他の端末でもそのような動作は気になってはいません。
Nexus7(2013)で変なデータ接続をしようとする問題
これもピンポイント過ぎて体験なしですが、
不安定な場合の参考となる現象でした。
認証失敗時にEMM Cause #15が返ってくる問題
LTEから3Gになった後に3Gに戻らない問題です。
確かに一時期なっていて再起動したり機内モード切替なんてやっていた記憶があります。
いつの間にかなくなっていましたが、改善していたようです。
まとめ
MVNOに責任があると言い切れる問題でもないので、
困難だとしてもできる限りのことをやっていただけるのは
ユーザーとしては心強い限りです。
ユーザー側でできるのは
不要APNの削除
IPv4の使用
が有効とのこと。
IPv6への移行はまだまだかかりそうです。
最後の締めくくりはSIMフリー端末メーカーへのお願い
IIJへの持ち込みテストは興味を引く内容です。
実際に持ち込みしきた端末メーカーはどれくらいあるのでしょうか?
フリートーク編に続きます。
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