Xperia1iiの国内SIMフリー XQ-AT42の発売が発表されました。
RAM12GB版の存在とXQ-AT42の型番の存在は噂されていましたが、
まさかの日本国内版SIMフリーでした。
香港版XQ-AT52を発売日に購入してすでに使用している筆者から見て、
XQ-AT42はどうなのか。
XQ-AT52で出来ていないことをまとめてみました。
Xperia1ii XQ-AT42とXQ-AT52比較
簡易ですが海外版と国内版の違いがわかるようにしました。
かなり日本国内向けにローカライズされています。
XQ-AT42日本国内版 | XQ-AT52香港版 | |
OS | Android10 | Android10 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 865 | Qualcomm Snapdragon 865 |
RAM | 12GB | 8GB |
ストレージ | 256GB | 256GB |
SDカード | miroSDXC(SIMslot2排他利用) | miroSDXC(SIMslot2排他利用) |
SIM | nano Dual SIM SIMフリー DSDV対応(youtubeライブ配信でデュアルVoLTEに言及あり) | nano Dual SIM SIMフリー DSDV対応(実質DSDS) |
3G対応バンド | WCDMA(UMTS) Band 1,5,6,8.19 | UMTS HSPA+ Band 1, 2, 4, 5, 6, 8, 19 |
4G LTE対応バンド | Band 1, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 13, 17, 18, 19, 21, 26, 28, 38, 39, 40, 41, 42 | LTE Cat19/Cat13 Band 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 13, 17, 19, 20, 25, 26, 28, 29, 32, 34, 38, 39, 40, 41, 46, 66 LTE 6CA/2CA |
5Gバンド | Band n77 ,n78 ,n79 | Band n1, n3, n28, n77, n78 |
GSM | Band 850, 900, 1800, 1900 | Band 850, 900, 1800, 1900 |
NFC | おサイフケータイ NFC | NFC |
wifi | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax |
生体認証 | 指紋 | 指紋 |
バッテリー | 4000mAh | 4000mAh |
ディスプレイ | 約6.5インチ 有機EL 4K HDR対応 | 約6.5インチ 有機EL 4K HDR対応 |
カメラ | メイン トリプル/フロント シングル | メイン トリプル/フロント シングル |
カラー | フロストブラック,ホワイト,パープル | ブラック,ホワイト,パープル |
ただ、メインメモリの8GBから12GBへの増量はなんでなんでしょうか。
新色追加も魅力的ですが、ブラックの質感違いは2キャリアとの差別化でしょうか。
一番の魅力はDSDV対応とおサイフケータイ対応
メインメモリの増量も印象的ですが、一番はDSDVに対応していることです。
日本国内のVoLTEをそのまま使えることは大きいです!
電話を使う人ならこれは大きな魅力です。
また、おサイフケータイ対応はやはり日本国内に住んでいたら、
モバイルSuicaなどの電子決済をする上ではあることは魅力です。
対応バンドは日本国内キャリア対応
日本国内キャリアほぼ網羅という形でかなり最適化されています。
特にauのバンドに対応していることは香港版からの大きな違いで、
SIMフリーとしてMVNOで運用するにはどこのSIMを選んでも使えます。
おそらく楽天も楽天エリア・パートナーエリア両方で使えることが見込める対応バンドです。
香港版Xperia1ii XQ-AT52で出来ていない事
今のXQ-AT52で出来ておらず主に困っているのは2点
- VoLTEが使用できない
- 楽天パートナーエリアに接続できない(band18/26)
我慢できないことはないことですが、
不便を感じることも多々ある実現できていないことです。
今なら国内版XQ-AT42を待つしかない
今日本国内利用で買うならXQ-AT42を待つべきです。
メモリ12GBは今の8GBでも十分動作は軽快で大満足です。
メモリ量よりも、
DSDV(日本国内VoLTE対応)とおサイフケータイ対応にXQ-AT42の大きな利点があります。
更には日本国内にローカライズしていることで対応バンドからauに対応しています。
そのことにより楽天モバイルとそのパートナーエリアに対応している可能性も十分にあります。
おサイフケータイもDSDV(VoLTE)にも興味がなく、メモリ8GBでも問題なく、
今すぐSIMフリーで手に入れる必要があるのであればXQ-AT52しかありませんが、
もう敢えて輸入して買う必要もありません。
価格的には執筆時点で、
Etoren 119,700円(税込)
国内版定価 136,400円(税込)
と現段階で2万円弱グローバル版の方が安価です。
メモリとVoLTE、対応バンド、おサイフケータイを考えると2万円弱は出して損のない金額と言えます。
XQ-AT52はダメではないですが、
海外へ良く行き、海外バンドを重視するような使い方をされるなど
特定の用途がある方以外には本当にお勧めできなくなりました。
選択肢があるSIMフリーを選ぶなら焦らず日本国内版XQ-AT42を待ちましょう!
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