ずいぶん前の話ですが、au新プランが発表されたので一応纏めます。
基本料が3社横並びということで取り上げる気が薄れていましたが最後の一社なので一応。
基本料はおなじみ
4G LTEスマートフォン:2700円
auケータイと3Gスマートフォン:2200円
また、パケットプランが4G LTEがメインで、
auケータイや3Gスマートフォンが別扱いなので、
今回は4G LTEの場合と、auケータイの場合で見ていこうと思います。
4G LTEスマートフォンでの新プラン
基本使用料はおなじみ2700円で、そこにインターネット接続料300円と
データ定額サービスが組み合わさる形は変わりません。
データ定額サービス
auの特徴は大容量データプランが13GBまでで、
他社では無い3GBや8GBがあるなど小刻みな設定が特徴です。
これがデータ自由ライフという名前の所以でしょう。
しかしデータ定額サービスを外す自由はありません。
スマートバリュー利用時は注意
データ定額2と3ではスマートバリューが934円割引になります。
満額の1410円割引を受けるにはデータ定額5以上を契約する必要があります。
家族データシェアでなく、あまった分をデータギフト
30GBなど大きな容量が存在しないのは、
他社は家族とデータシェアを行う仕組みですが、
auではデータ定額サービスは個人個人付ける仕組みで、
家族とシェアをして使わないからでしょう。
auでは無駄なくデータを使うために家族へデータギフトで任意にプレゼントするからです。
例えるなら、水を大きな10Lのペットボトル1本をシェアするのか、
一人一人1L程度のペットボトルが配付されて、
飲みきれない分を足りない人にあげるイメージです。
他社では大きなペットボトル1本を区別せず家族で分け合う形ですが、
auでは個人個人にペットボトルを配付する形です。
自分が飲みきれない分は家族にあげるので、
自分の分は自分の分であり勝手に飲まれることは無いのです。
auは「個人」を意識しているデータプランと言えます。
ドコモのようにシェアをしたら使いすぎで家族内紛争なんて事はないと思います。
料金面では不利
残念ながら家族数人で入るとドコモのシェア方式の方が料金が安いです。
家族4人とすると、
ドコモはデータ10GB(9500円)、シェアオプション(500円x3)で11000円。
auは一人一人パケットを最低で2GB(3500円)付けるので14000円。
ギフトは使用無料でも、人数が増えると基本コスト増になります。
定額分超過した場合はデータチャージ
データ通信量が不足したら追加で購入する事が出来ます。
使用する際にはデータチャージオプションに加入している必要があります。
但し、旧プランのエクストラオプション(通信量7GB以降2GB毎に自動加算オプション)
との併用が出来ないため契約変更される方は注意が必要です。
データチャージした通信量は有効期限が62日間です。
定額とは異なり月を跨いでの繰り越しができます。
しかし、チャージ分を利用できるのは、
その月の定額分を使い切ってからです。
また、データチャージした分に関しては
データギフトでプレゼントする事が出来ないので注意が必要です。
かけ放題だけの契約が出来ない
4G LTEのプランではかけ放題を選ぶとパケット定額加入が必須となっています。
旧プランでは基本料のみで電話として使えましたが、
カケホとデジラでは電話だけという使い方が出来ません。
電話だけ利用する方はauケータイにしましょう。
実際のどれくらいかかるかプランを新旧比較
各種割引などはありますが、
割引が一切無い状態で4G LTE新旧プランを比較してみます。
新プランに関してはあまり使わない人を想定して
データ定額2(2GB) 3500円にしてみます。
旧プラン
基本料:934円
LTE NET:300円
LTEフラット:5700円
合計:6934円
新プラン
基本料:2700円
LTE NET:300円
データ定額2:3500円
合計:6500円
(実際は各種割引がここから引かれます)
最小パックであれば旧プランより434円ほど安くなります。
月に2GB以下のライトユーザーには安くなりますが、
スマートバリューを適応すると割引額の差でほぼ同じになります。
旧プランが7GBに対して2GBにパケットが減っているのは、
パケットは単純に実質値上げですね。
パケット容量が多くなればなるほど旧プランより支払いが増えます。
特に電話を使わない人は恩恵が薄く、余計にパケット代を払うことになります。
auケータイ(3G機種)の場合
auケータイではパケット定額は一種類のみ
基本使用料は2200円で話し放題ですが、
パケット定額が3500円のプランしかありません。
以前あったダブル定額などのプランはありません。
PCサイトビューアーなど別途規定あり
auケータイでPCサイトビューアーを利用したり、
Wifiスポット機能を使った場合に上限が変更になります。
PCサイトビューアー利用で5700円、Wifiスポット機能利用で9900円です。
付加機能を利用する際には注意が必要です。
3Gスマートフォンも別料金
3Gスマートフォンの場合は5700円になります。
基本的に従来プランをそのままかけ放題にしただけです。
auケータイではデータ定額サービスを付けずに電話のみ利用可能
4Gスマートフォンでは出来ないかけ放題基本料のみでの契約が可能です。
しかしインターネット接続サービスのEZ WINコースを付けると、
ネット利用は可能ですがパケット単価0.08円で上限20000円になります。
ダブル定額などの安全な保険を掛けて安く抑えることが出来ないことが残念です。
長期優遇は割引ではなくデータ量増量
6年以上利用のauユーザーには長期優遇としてデータギフトが3ヶ月に一度あります。
この長期優遇ですが、データ定額サービスの容量を使い切る人でないと意味がありません。
使い切らないライトユーザーには何にも意味がない優遇です。
優遇分データを使えば実質的な割引ですが、
超過後の利用の上、長期優遇データギフトのデータ容量は当月内のみと
非常に厳しい条件になっています。
auは長期優遇に力を入れていないように思います。
最後に出てきて3社出揃う新プラン
新プランがこれで3社出揃いましたが、
最後に出したauはお得感のインパクトが薄い内容でした。
独り身ではシェアを前提とされていない分データ量も細かいので、
選択の幅が広く使えると思えるプランです。
ドコモは家族を、auはお一人様~を狙っているということでしょうか。
家族で使ってしまうと社長の発言通りちょっとお高いですよね。
まだ正式サービスインではないので、
今後修正があるかもしれませんので動向には注目です。
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