![中古洗濯機を買ったらやるべき!ワカメ取り(過炭酸ナトリウム洗浄)](https://digifla.net/wp-content/uploads/2021/02/panawash_02.png)
今まで使っていた14年もの洗濯機の脱水が弱くなったので、
新しい洗濯機を買いました。
新しいといっても中古で、
2018年製のパナソニックの縦型 7kgです。
ヤフオクで1万円チョイで買いました。
3年経過なのでそこまで古くないのでいいかなと。
とはいえ割安なお買い得品でした。
当然中古なので販売業者がクリーニングしているかも、
前使用者がしっかり管理していたかもわからないので、
使う前に徹底的にクリーニングしてから使いたいと思います。
クリーニング方法は2通り「過炭酸ナトリウム」「洗濯槽分解」
クリーニング方法は大きく2通りあります。
一つは薬剤で簡単にできる「過炭酸ナトリウム」です。
もう一つは手間と技術的な要素が出てくるので
レベルは高いですが徹底的にきれいになる「洗濯槽分解」です。
過炭酸ナトリウムによる洗濯槽漂白(よく言うワカメ取り)
過炭酸ナトリウムによる洗浄は、
ネット上でよく「ワカメ取り」と言われています。
出てくる汚れがワカメのように浮遊することから言われているようです。
実際にやっていることは酸素系漂白剤による、
漂白とカビ取りです。
カビが過炭酸ナトリウムによって剥がれて浮遊するのです。
ナトリウムとは入っていますが、
ナトリウムではありません。
水に溶けると炭酸ソーダと水、酸素に分解される
安心素材の漂白剤です。
過炭酸ナトリウム(過炭酸ソーダ)自体は手ごろな価格で手に入ります。
Amazonなどでも販売されています。
seriaでも販売しており、
一回分だと4~5つ程度必要ですが、合計500円程度なので意外と安く手に入りました。
脱水層と洗濯槽の分解洗浄
別記事で分解記事を書きますが、
準備するものも多くコストと手間がそれなりにかかります。
それでも市販の洗濯槽クリーナーや過炭酸ナトリウムと比較して、
隅々まで奇麗にできることが利点です。
デメリットは失敗すると洗濯機自体を壊すことです。
過炭酸ナトリウムによる洗浄手順
全自動洗濯機 縦型での実際にやった手順です。
●STEP1
40~50度くらいのお湯を洗濯槽の高水位まで入れ、
過炭酸ナトリウムを10Lにつき約100gの割合で入れます。
汚れがひどいと思われる場合などは多めに入れても問題はありません。
糸取りネットなどはセットしたままでも問題ありません。
お湯を入れる方法としては、
給湯器で出せる温度のためバケツにためて何往復かして溜めるのがいいです。
その場合は50度くらいと高めにしておき、
お湯をためている間に多少冷めることとも考慮しておきます。
7kgの場合高水位で52L程度だったと思います。
500gくらいあれば足ります。
手動で水を入れる場合水位上限を無視して溜めることができてしまいます。
溢れないように注意してください。
●STEP2
5分程度洗濯運転をして撹拌します。
この時上限水位を超えている場合、
上限以下になるまで排水されてしまうので注意してください。
その場合排水される分はあきらめるか、
手で洗濯槽を簡単に動かして撹拌したことにして
長時間放置するかです。
●STEP3
6時間くらい放置してつけおきます。
寝る前にやって起きてからワカメの収穫でもOKです。
●STEP4
つけおきが終わったら、
再度5分程度撹拌します。
するとワカメ(カビや石鹸カス)が浮遊してきます。
100均などで売っているゴミすくいネットで掬い取ります。
(過炭酸ナトリウムを100均で買ってくる方は一緒に買っておくといいです。)
なるべく残さないように掬い取るのがコツです。
●SETP5
排水して、脱水します。
その後洗濯含むフルコースを2~3回実施して、
浮いてきたカビを取り除くことをカビが出てこなくなるまで繰り返します。
(意外と何回も少しずつ出てきます)
糸くず取りにカビが付着するので毎回取ってください。
中古3年落ち洗濯機での過炭酸ナトリウム洗浄の結果がこちら
洗浄前のパルセーター裏
![](https://digifla.net/wp-content/uploads/2021/02/panawash_03.png)
![](https://digifla.net/wp-content/uploads/2021/02/panawash_04.png)
洗浄中の洗濯槽カビの浮き方
![](https://digifla.net/wp-content/uploads/2021/02/panawash_05.png)
洗浄後のパルセーター裏
![](https://digifla.net/wp-content/uploads/2021/02/panawash_07.png)
![](https://digifla.net/wp-content/uploads/2021/02/panawash_06.png)
洗浄後の洗濯槽と脱水層の間
![](https://digifla.net/wp-content/uploads/2021/02/panawash_08.png)
![](https://digifla.net/wp-content/uploads/2021/02/panawash_01.png)
高水位より上で脱水層のプラスチック部分に少しかかるまでお湯を溜めましたが、
それでも洗濯槽少し上側はカビが残ってしまいました。
パルセーター裏も汚れが残っていますので、
簡単に外れますので外してカビ取りするのが良いでしょう。
徹底するなら簡易分解も
脱水層を取り外さないまでも、
コントロールパネルなどの上部を外して
脱水層と洗濯槽の間を手の入る範囲で洗浄すれば、
過炭酸ナトリウム効果と合わせてほぼきれいにできます。
ついでに洗剤ケースと水の投入口もしっかり洗浄しておきましょう。
買った中古洗濯機は前の使用者が洗剤を多く投入しすぎていたのか、
洗剤ケースとその内側、水の投入口が洗剤カスでべたべたでした。
洗濯槽だけでなくこういうところもしっかりと洗浄しましょう。
これだけでも十分です。
一旦これで洗濯してみたところ特に問題はでませんでした。
きれいな気分でこの時は洗濯できました。
とはいえ、誰が使ったかもわからない中古洗濯機です。
分解洗浄をしてみようと思ったので翌週に分解をしてみました。
知らない気づかないことで幸せに一週間は使えました。
コントロールパネル上部の分解も含めて
分解記事は次に書きます。
![](https://www12.a8.net/0.gif?a8mat=3H5RUR+96FMAI+3XC2+5ZU2A)
分解洗浄するのはちょっとという方には、
掃除専門のプロが洗濯機の分解洗浄をするメニューもあります。
分解して壊してしまうリスクや手間を考えると、
お任せしてしまうのも手です。
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