![FX-AUDIO 802J++ ACアダプタ迷走記録](https://digifla.net/wp-content/uploads/2020/12/FXAUDIO80219.jpg)
PCモニターをこれまで使っていた三菱のVISIOからEIZOの4Kモニタに変更したところ、
内臓スピーカーの音質が著しく酷くなってしまいました。
三菱のVISIOでもこれまで音楽を聴くときなどは、
Amazon Echo PlusにBluetoothで接続して逃げていましたが、
これも絶不調になりほぼ接続できない状態に。
どうやらAmazon Echo Plusは接続が切れるなどの報告が多く上がっていて、
これまでも接続トラブルはそれなりに起きていたので仕方がないともいえます
とはいえ接続が全くできなくなっては音に対する不満が限界に達し、
いっそのこと、アンプ+スピーカーの本格オーディオをやってみることに。
NFJ FX-AUDIO 802J++
この前の型を使っている知人から勧められていたのもあり、
PCデスクにも置けるコンパクトさで選びました。
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NFJ(North Flat Japan)社が取り扱うFX-AUDIO-については日本仕様に変更されているとのことで、
中華 D級アンプではあるものの品質が異なるようです。
単なる茶箱で送られてくると思いきや、印刷されていたのは驚きました。
最上位機種だからなのかはわかりませんが。
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購入はYahoo!ショッピングNFJ公式ストアから。レビュー特典のキーケースが箱の中に入っていました。
お届け時の荷姿はこの箱にエアパッキンを何重にも巻いてある状態でした。
外箱もあるものなのでエアパッキンで十分に保護していればこういう梱包で十分だと思います。
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日本語マニュアルも完備されています。
NFJ社による日本ローカライズ万全です。
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リモコン部分はスカスカですが、本体はしっかり。
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本体以外の付属品(レビュー特典キーケースは除く)は説明書とリモコンのみ。
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リモコンは機種専用設定のようです。電池はボタン電池です。
厚くなってもいいので単四とかの方が安上がりで使いやすいように思います。
デスク上にアンプを置いているため使っていません。
EQのプリセットもできそうな感じですが今のところ使っていません。
![](https://digifla.net/wp-content/uploads/2020/12/FXAUDIO80207.jpg)
本体はチープな感じは全くしません。
高級感があります。
フロントパネルは黒単色です。
![](https://digifla.net/wp-content/uploads/2020/12/FXAUDIO80208.jpg)
筐体はヘアライン加工がされておりとてもいいかんじです。
オーディオアンプとしてのイメージに合った作りです。
使っていると筐体は暖かくなります。
![](https://digifla.net/wp-content/uploads/2020/12/FXAUDIO80209.jpg)
最上位機種を選んだのはこの入力系統の多さです。
USB
Optical
COAXIAL
AUX(アナログ入力)
まで備えます。基本的につながらない機器はなさそうです。
フルデジタルアンプでアナログ入力が使えるのはいいです。
アナデジ変換にもこだわっている商品説明がありました。
使ってみても特に違和感はなくアナログ入力でも良好でした。
![](https://digifla.net/wp-content/uploads/2020/12/FXAUDIO80218.jpg)
本来使う予定のスピーカーは入荷待ちのため一旦手持ちのコンポ用のスピーカーをつないでみました。
やはり小さい筐体のため接続端子が密集しており抜き差しの作業性はあまりよくないです。
スピーカーケーブルはバナナプラグが使えるのでバナナプラグにしたほうがスッキリすると思います。
USBオーディオ接続ケーブルはELECOM DH-AB20
USBケーブルは悩みましたが、値段と評判が良さそうなELECOMにしました。
本格オーディオ用だとUSBケーブルだけで万しかねないので流石に選びませんでした。
デジタルならそんなに変化はないと思うのですが。
![](https://digifla.net/wp-content/uploads/2020/12/FXAUDIO80215.jpg)
値段はお安く、OFCケーブルなので品質も良さそう。
メッシュケーブルなのでノイズなどにも強そうだったり高級そうな見た目です。
実際に使ってみては比較できていませんが特に問題を感じません。
価格とのバランスではお勧めです。
JBL JSC550スピーカーケーブル
スピーカーケーブルはJBL JSC550を使用しました。
ちょっと太くてバナナプラグ無しで接続するには苦労しました。
FX-AUDIOの穴は小さめなのでこのケーブルでもより線を全て通すのにちょっと苦労します。
本当はZONOTONEのケーブルが欲しかったのですが、
計画的に用意していなかったためヨドバシカメラに買いに行ったところ品切れでした。
評判が良さそうだったので使ってみたかったのですが残念です。
JBLも値段が同等程度の物なので筆者の耳で聞き分けられるのかは疑問ですが。
FX-AUDIO- D802J++は小型でパワフルなアンプ
一通り接続できたので仮でONKYOのコンポ用スピーカーで音を出してみます。
電源を付けてみるといい感じの見た目です。
![](https://digifla.net/wp-content/uploads/2020/12/FXAUDIO80219.jpg)
ボリュームつまみのリングライトは見た目がクールです。
ELディスプレイも見やすく必要な情報を常に確認できます。
離れると流石にソースとかの文字は小さいので見えないですが
デスク上で使えるサイズ感のアンプなので問題に感じることはありません。
150Wのアダプタを使って4オームのスピーカーを駆動させているのもあり、
そんなにボリュームを上げなくても十分な音量が得られますし、
とてもパワフルに感じます。
スピーカーを奪った古いコンポより音がいいかもしれません。
USBでオーディオ入力をすると、インプットが無音の場合は一定時間後に自動ミュートになります。
インプットがあると遅延なくミュート解除されるという動作をしており、
音の頭切れなどもないので非常に優秀です。
POWERとMUTEのLEDがちょっとまぶしいのが玉に瑕くらいで、
音質・デザイン・性能に満足しています。
環境として問題なったのはACアダプタによるホワイトノイズだけです。
Nobsound 24V 6A 電源アダプタ
FX-AUDIO-には電源アダプタが付属しません。
そのため別で用意しなくてはなりませんが、推奨アダプタは 12V~32V 4A以上となっています。
当然スピーカーで使用する想定出力のワット数を満たしていないといけませんので、
なるべくなら出力の大きいACアダプタを選びたいです。
NFJではリユース品を取り扱っており、さらにはD802J++の推奨を満たすようなアダプタが販売されていません。
なのでNobsoundという同じようにアンプを取り扱うブランドが出している汎用ACアダプタを購入しました。
![](https://digifla.net/wp-content/uploads/2020/12/FXAUDIO80210.jpg)
不思議はない茶箱で届きました。
![](https://digifla.net/wp-content/uploads/2020/12/FXAUDIO80211.jpg)
中身はぎっしりと詰まっています。
梱包は普通だと思います。
![](https://digifla.net/wp-content/uploads/2020/12/FXAUDIO80212.jpg)
大きさはそこまで大きくなく普通です。
NASとかに付属しているのとそこまでサイズ感は変わりません。
ノートPC用などではA4以上の半据え置き機とかと同じくらいです。
おや???
![](https://digifla.net/wp-content/uploads/2020/12/FXAUDIO80214.jpg)
付属の電源ケーブル。使えません。
日本仕様ではないですね。流石中国製の輸入品です。
※後日交換してもえらえましたが、到着したケーブルはPSEマーク無しでしたので怖いです。
![](https://digifla.net/wp-content/uploads/2020/12/FXAUDIO80213.jpg)
アダプタ本体はちゃんとPSEマークがありますので、少しは安心です。
流石にDoukAudioなど製品名が書いてあっても中国製どうしのものなので、
人がいない間はコンセント側のタップスイッチを切るようにはしています。
ジャックは適合する5.5mm、2.5mmのセンタープラス仕様です。
出力には申し分なし、ホワイトノイズが悩み
仮で接続したスピーカーを鳴らす分にはパワーは十分で苦しそうな感じもなく音が出ました。
しかしホワイトノイズが気になります。
試しにマッサージクッションのアダプタが12V 2.5Aだったので出力不足ですが使ってみると。
ホワイトノイズは消えました。
このアダプタに原因がある可能性が。
アダプタで迷走 Fosi Audio 24V 4.5Aを試す
ホワイトノイズ改善策として別のアダプタを試します。
秋葉原のコイズミ無線実店舗で販売しているFosi Audioの24V 4.5Aアダプタを試してみます。
![](https://digifla.net/wp-content/uploads/2020/12/FXAUDIO80220.jpg)
デザインからNobsoundとはまた別のACアダプタです。
![](https://digifla.net/wp-content/uploads/2020/12/FXAUDIO80224.jpg)
見づらくて確認しきれていませんが、PSEマークないような気がします。
またメガネの接続部は緩くて簡単に抜けるためこのケーブルは外れかもしれません。
実店舗でもクオリティが低いことはあるんですね。
![](https://digifla.net/wp-content/uploads/2020/12/FXAUDIO80221.jpg)
アダプタ本体はちゃんとPSEマークもついています。
表記の見た目だけの問題ですがこちらのほうが信頼がおけそうな気がします。
24V 4.5Aと出力は下がりますが、5.5mm、内径2.5mm センタープラス仕様です。
使ってみたところ特に問題もありません。
熱くなることもないので安全に使えそうです。
メガネケーブルだけ緩ければ抜け防止のため変えたほうがいいかもしれません。
ホワイトノイズは改善せず
肝心なホワイトノイズは改善しませんでした。
結局のところNobsoundのせいでもなく、
FosiAudioのせいでもないということだと思います。
なので製品が粗悪という話ではありませんでした。
ホワイトノイズの原因は?
ホワイトノイズの原因は電源にあるのはACアダプタを変えて変わったことで分かっています。
しかし、アダプタのメーカーを変えても変わらなかったので以下の仮説で整理しています。
・12Vでは聞こえなかったことから、24V(大きなV)を入力すると発生する。
・そもそも国産などの高品質ACアダプタでないと発生する
・FX-Audio D802J++の問題
これ以上アダプタを買っても無駄な気がして検証はストップしました。
完全には消えませんが、インピーダンス4オームのスピーカーでは目立っていましたが、
インピーダンス8オームのスピーカーになったらホワイトノイズは消えていませんが、
目立たなくはなりました。
ここから試すとなると電源ノイズクリーナーの方が効果はありそうです。
NFJから出ているノイズクリーナーを介せば問題が解消しそうです。
ただ安いACアダプタとおほぼ同じ金額なのでこれもまた悩ましいです。
絶縁されているとは言え基盤丸出しですし。
出力小さくても秋月電子定番というアダプタを試せば改善するのか?
と悩みながら2週間以上経ってくると、まっいいかとなってしまっています。
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