Google Homeがとうとう日本上陸しました。
以前から海外での話題は聞いており、
最近日本語対応したということで満を持しての発売です。
幸いにも発売日当日に店頭で買えたので、
早速開封とセットアップ、簡単な使用感をレビューしたいと思います。
Google Homeとは
Google Homeは家庭用の音声アシスタントデバイスです。
Googleが開発する対話型AI「Googleアシスタント」を搭載して、
音声認識と解析を行い、音声で応対してくれます。
そんなGoogleアシスタントとスピーカーが一体となったデバイスが、
Google Homeです。
Google Homeパッケージ開封と外観
国内版の外箱はこんな感じです。
上部が丸くくりぬかれていておしゃれな外箱です。
他にもできることの一例などが記載されています。
封印のシールが二か所あるので外して、外箱から引っ張ると、
また外箱が。
何かの収納ケースのように、
面白い開き方で本体とご対面です。
インテリアとしてもおしゃれな感じかつ、
なんか先進的な印象を与えるデザインな気がします。
本体の天板は綺麗なイルミネーションと全面がタッチパネルになっています。
背面には電源のインジケータLEDとマイクのミュートボタンがあります。
付属品
付属品は多くはありませんが、
必要なものは全て付いています。
但し、スマートフォン・タブレット以外。
全て日本語で、セットアップガイドも超簡単ですが付いています。
ACアダプタ仕様で内臓電池無し
Google Homeは電池での駆動はしません。
専用のACアダプタからの給電のみで駆動します。
ACアダプタ必須となると置く場所による配線の長さが気になります。
ACアダプタのコード付け根から本体接続プラグまでの長さは、
適当に測ってみるとおよそ178cm位あるので、180cm位あると思います。
その範囲なら延長コードを用意しなくても設置可能です。
本体の底面にACアダプタの接続先はあります。
平コードで変わっているACアダプタでしたが、理由はこういうことでした。
Google Homeのセットアップは簡単だがスマホまたはタブレット必須
Google Homeのセットアップはスムーズにいけば5分程度で終わります。
但し、セットアップにはスマートフォンかタブレットが必須です。
AndroidでもiPhone(iOS)でも両方アプリがあるので基本的には心配いりません。
スマートフォンもタブレットも無い方はGoogleHomeが利用できませんのでご注意ください。
あとWifiへの接続が必須です。
特にWifiはGoogle Homeと同一のセグメント(ネットワーク)に所属している必要があります。
実際のセットアップ手順
まず、私はXperiaXZsにGooglePlayから
「Google Home」アプリをダウンロードしてインストールしました。
アプリから設定ウィザードで設定をしていきます。
Googleアカウントに紐づけします。
注意が必要なのは紐づけたGoogleアカウントのアクティビティに
Google Homeの利用履歴が残ることです。
アプリ上でも注意書きが出ます。
位置情報からGoogle Homeを検索します。
隣の家も使っていたらどうなるんでしょうか?
Wifiが切れてGoogle Homeに接続されます。
自分のGoogle Homeから音が聞こえてくれば正しく接続できてます。
ポロロンと音が鳴ります。
この質問はどこにあるかなのですが、
実際はこの場所の名前がGoogle Homeの名称になります。
複数台置く人はどこの部屋かをわかりやすくした方が、
管理しやすいと思います。
Google Homeが接続するWifiネットワークを選択します。
スマートフォンで利用しているWifiならパスワードは入力不要で自動設定できるようです。
接続が完了。
アシスタントの設定に入っていきます。
まずは注意事項です。
アカウントへの履歴が残る話など、注意点も多いので、
読み飛ばさずに読んでおいた方が身のためだと思います。
アカウントは複数設定できるので、
プライバシー情報については音声を識別して
アカウントそれぞれの本人にしか
返答しないようにできるようです。
「OK Google」と「ねぇ Google」を繰り返し2回で登録完了です。
最大6アカウントまで登録できて6人を判別できるらしいです。
突如英語になってGoogle Homeがアップデートされます。
これで音声認識ができるようになったようです。
最終確認されて・・・
これでGoogle Homeが使えるようになりました。
あとは話しかけるだけ使えます。
GoogleHomeを使い始めてみて面白くて役立つシーンは結構ある
話しかけてみてまずは面白いと感じました。
一例として掲載されている内容を一通り話しかけてみると、
キチンと回答をしてくれます。
Google Homeの音声認識力は高い
驚いたのは音声認識の精度の高さです。
適当に発音したり尻つぼみでモニョモニョと喋っても意外と認識してくれます。
この手の製品は目新しさばかりが先行して、
実用的には反応が悪かったりしますが、
Google Homeはすぐに実用的な反応と認識力です。
7m位離れて普通に話す声で「OK Google」と言っても反応してくれます。
Google Homeの私的役立つシーン
まだ使って1日も立ちませんが、便利だと感じているのはいくつかあります。
- タイマー機能
- 天気予報確認
- 音量変更
これらは手を使わないでできるので、
何かしながらでも楽々できます。
特にタイマー機能はキッチンで料理をしながら、
「OK Google タイマー5分」と伝えれば5分後に知らせてくれるので、
手が汚れててもすぐにタイマーがかけられます。
天気予報は洗濯物を干しながら確認するときに使えます。
部屋干しと外干しで悩んだら話しかければOK。
料理や家事をしながら音楽を聴いていて、
音量が気になったら手を放さずに音量を変えられます。
これは地味に便利でした。
他にもNHKニュースや雑談機能
「OK Google ニュース」というと、
NHKラジオニュースが聞けます。
但し、こちらを聞くとbluetoothで接続しているPCからの音声が、
bluetooth再接続するまで流れなくなる現象が発生しています。
キャストの切り替えや「bluetoothの接続先デバイス名+再生」と話しかけて
切り替えを試みてみるもうまくいかずです。
雑談機能はお話ししてくれたり、じゃんけんをしてくれたりするのですが。
まあおまけ的な感じのおもしろ機能です。
じゃんけんは試してみればわかりますが、成立しません(笑)
他にもいろいろとできるのかもしれません。
スピーカーの性能は?
気になるGoogle Homeのスピーカー性能は、
Google公式でもかなり頑張っている良いサウンドとのことで、
Google Homeの販売員さん曰くもスピーカー音質は2万円程度のスピーカー相当
というかなり期待できる話でした。
小型ながら、中央と左右の3wayスピーカー
スピーカー一つくらいだろうと思ったらキチンとしたステレオスピーカーでした。
ベースを取り外すとスピーカーを確認できます。
中央はおそらくウーハー?
左右にもスピーカー
ベースは交換可能
ベースはマグネットで本体と止まっていて、
軽く回すとマグネット同士がズレて簡単に外れます。
中はプラスチックフレームに穴が大量に空いていて、
周囲にメッシュ生地を貼っています。
このベースは交換可能で、
日本ではまだこれからのようですが、
色違いなどのアフターパーツがGoogleから販売されています。
スピーカーの音質は個人的にはいい印象
スピーカーの音質については個々の主観と感じ方に
よってしまうので評価が難しいのですが。
実際に使ってみての感想は
このサイズの小型スピーカーとしては優れているという印象でした。
いままで、garman/kardonのこれを使っていたのですが。
これに比べるとGoogle Homeは低音の音がしっかりと出ていて、
音の広がりもある感じでGoogle Homeに軍配が上がりました。
少々お値段は張りますが、
Bluetoothスピーカーとしての利用目的でもいい製品だと思います。
GooglePlayMusicとの連携がプッシュされるGoogle Homeですので、
スピーカーは本当に頑張っているのだと思います。
ただ、私個人は音楽は特定のジャンルを聞くことが多く、
GooglePlayMusicを契約するメリットがないので
GooglePlayMusic再生機能が便利と言われていますが使っていません。
(番外)謎の背面ベース内microUSB端子
何に使うのか謎の端子です。
PCに接続してみましたが、認識することはありませんでした。
工場で出荷維持にプログラムインストールなどで使うのでしょうか?
それとも他に使い方が???
家電との連携
こちらは残念ながら対応家電を一切持っていないので未使用です。
店頭でのデモは
PhilipsのLED照明 Hueでの実演と、
Google Home対応のIRユニットでのエアコン操作実演でした。
ただ価格が非常に高いのでこなれてこないと導入は難しいです。
GoogleHomeは役立つ一方で、できることがまだ限定的な印象
音声認識力は期待を大きく上回る結果を残していて優秀なGoogle Homeですが、
できることはまだ限られている印象は否めません。
これを知りたいと思って話しかけても「すみません、お役に立てません」となることも多々あります。
特に検索においても深く検索していきたい場合は大抵こうなります。
ただ、質問をする側の「内容」や「やり方」「キーワード」等に問題があるのかもしれません。
その一例として、再生デバイスの切り替えに関しても「bluetooth 切断」はNGですが、
「Bluetooth オフ」は通じます。
似た様な意味でもそこを汲んでの対応はしてくれないのが現状でした。
何でもできると思って購入すると、がっかりするかもしれません。
今出来ることをしてくれるのがGoogle Homeなので、
聞き方の工夫と懐の広い気持ちで接していくのが良さそうです。
Google Homeはこれからの連携に期待
音声認識でできる事の範囲拡大と、家電などとの連携製品の拡充。
これらは時間とともに解決していくと思います。
特に音声認識でできることの拡大は、
使用ユーザーが増えて使用時間が長くなればなるほど、
AIがデータを蓄積してより正確かつ広範囲な受け答えが
可能になるものと考えられます。
Google Homeが今出来ることを楽しみながら、
今後のUpdate等に期待して使っていきたいと思います。
また、家電は機器の値段が安価になってくれば導入ハードルは下がると思うので、
安価な機器が出てくることを期待して待ちたいと思います。
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