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GPD Pocket到着・開封レビュー

GPD Pocket到着・開封レビュー

Indiegogoで投資してなかなか届かなかったGPDPocketですが
8/4にようやく届きました。

届くまでの状況と開封とファーストインプレッションを
レビューしたいと思います。

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最初にGPD Pocketとは

中国のGPD社がクラウドファンディングにて投資を募った、
小型軽量モバイルPCです。

小型ながら高いスペックと洗練されたデザインが特徴です。

公式スペック

GPD Pocket
OS Windows 10 Home
or
Ubuntu 16.04 LTS
CPU Intel Atom Z8750
(1.6GHz~2.56GHz)
GPU Intel HD Graphics 405
RAM 8GB(LPDDR3-1600)
内蔵ストレージ 128GB(eMMC)
液晶 7インチ 16:10
1920×1200
323.45ppi
Corning Gorilla Glass 3
冷却機構 Active Cooling
ネットワーク IEEE802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth Bluetooth 4.1
マルチメディア Realtek ALC5645
入力デバイス QWERTY, TrackPoint
インターフェース USB3.0 type-C×1
USB3.0 type-A×1
micro HDMI×1
3.5mmヘッドセットジャック×1
バッテリ- 7000mAh
12時間駆動
本体サイズ 180×106×18.5mm
重量 480g

このスペックで7インチかつ500g程度の重量は驚異的な製品です。

海外のIndieGOGOというクラウドファンディングサイトで投資を募っていました。
国内ではmakuakeで募集をしています。

IndieGOGOから投資したType-C Hub付きのGPD Pocketがやっと到着しました。

到着までの目安は追跡番号通知から5日程度

GPD pocketはメールにて発送連絡が来ると
エクセルファイルにまとめて追跡番号が通知されます。
他人の状況が見えるのは如何なものかと思う方法ではありますが、
この追跡番号通知からだいたい5日程度で届くのが通常のようです。

また、追跡番号で状況を追跡しても、
向こうの国を出国するまでのステータスしか反映されず、
殆ど状況が反映されません。

私のケースでは、自宅に到着する当日の朝確認したにも関わらず、
出国ステータスのまま止まっていました。

到着後に参照するとお届け済みになっていたので、
一体いつ更新掛かっているのかわかりません。

基本的には状況を追うのではなく、
単なる発送通知として考えるのがよさそうです。
通知後7日程度経っても届かない場合は、
配送トラブルなどを考え始めても良い感じです。

Etorenなどの迅速な到着スピードとは大きく差があるので、
発送連絡後3日程度で痺れを切らしてはいけません。

国内の倉庫へ一旦集めてから再発送している様子

国内輸送は佐川急便で来ます。
リチウムイオン電池を使用しているので、
「陸送」と明記されており
これも配送が遅くなる一つの理由かと思います。

大阪の倉庫から発送されている記載があるので、
一旦企業として発送(輸入?)してから、
個人宅に送っているようです。
伝票の住所は日本の漢字表記に変わっていました。

また、関税などは掛かりませんでした。

開封の儀

早速到着後の状態から見ていきたいと思います。

到着時の荷姿はGPD一色

厳重にGPDテープで包まれています。
海外からの荷物によくあるようなダメージは
今回はありませんでした。

開けてびっくり梱包状況。

一応お金を出して追加しているType-C Hubがぞんざいな梱包状況。
気にしてなかったのですが、イヤフォンも付いてくるようです。

付いてくるのはいいのですが、
これは緩衝材入ってないに等しく、
輸送時にイヤフォンとType-C Hubはきっと踊ってました。

このへんはちょっとなぁと思うところです。

本体の収納されている箱はプチプチで包んでありました。
ただし、包んであるだけでテープ止めはされていなかったので、
取り出し時には滑っての落下注意です。

製品箱はマット加工で高級感あり

製品の箱はマット加工された表面に、
金色の文字と高級感のある仕上げです。

上ぶたはマグネットで止まる仕様になっており、凝っています。

箱を開封すると製品とWindowsライセンスキー

たぶん一番最初に目が行くのは、
Windows10のライセンスキーです。
なぜか箱蓋の内側に添付されています。

製品は開けたときは緩衝材で見えず。
Apple方式なら、ここはドドン!と、
本体が見えているべきところです。

でも製品の保護を考えるとこれも正統だとは思います。

本体とACアダプタ、USB Type-Cケーブル(両端Type-C)が収納されていました。

液晶保護フィルムも付いてくる充実の付属品

ケース以外は全て付いてくる感じで、
付属品は充実しています。

グレアタイプですが液晶保護フィルムも付いているので、
すぐに使い始めたい人はこのまま使えます。

説明書も日本語記載があって日本向けの出荷もしっかり意識されています。

ACアダプタはUSB Type-C一口タイプ

USB Type-Cでの充電という珍しいタイプの充電器です。

ACアダプタ一つもこだわったデザインの仕上がりです。

そのため添付のケーブルもUSB Type-Cが両端のケーブルです。
これはまた充電規格に注意してケーブルなど揃えないと
トラブルになりそうな予感がします。

ACアダプタの対応は以下の通りです。
5V/3A
9V/2.67A
12V/2A

「Quick Adapter」と書いてありますが、
Android向けのQuick Chargeに対応している規格ではありません。

追加購入したUSB Type-C Hub

このHubの為に初期ロット出荷から外れてしまいましたが、
結果として不具合修正されている?ようなので良しとします。

ただし、IndieGOGOで見たHubと違います。

USB3.0は使えるものの、SDカードとmicroSDへの変換しか機能がありません。
サービスではなくこの分しっかりと出資しているわけなんですが、
まあ仕方ありません。

付いてくるとは知りませんでしたが、イヤフォンも付いてきます。
どこぞのEar P○dによく似てますね。

本体のアルミの質感は価格帯では素晴らしい

やっとご対面のGPD Pocket本体です。

この価格帯では素晴らしいの一言に尽きる加工の質感です。
Mac Book系と言われても遜色ない、高精度高品質な出来栄えです。

右側にコネクタ類が密集しています。


その他の場所は全てアルミのみのシンプルなデザイン。

裏面は技適マークなどの記載と、スピーカーの穴です。
スピーカーは残念ながらモノラル。

見ての通り穴が多く、防水仕様ではないので、
防水携帯のようには扱えません。

写真も対応できる高解像度で発色の良い液晶

早速セットアップしながら液晶を見ていきます。

液晶はタッチパネルとなっているため、
スマートフォンやタブレットと同様のガラス仕様になっています。

写真の通り非常に映り込みするグレア仕様です。

セットアップ完了後のデスクトップも発色が綺麗です。
高解像度で発色が良いので写真にも使えると思います。

しかし、私には映り込みが激しすぎるので、
アンチグレアのフィルムを探して貼ることにしました。

ストレージはeMMC 128GB

ストレージはWindows10 Homeのセットアップ完了後で、
100GB程度の残りになるのでユーザー領域は十分に残っています。

eMMCなので期待してはいませんでしたが、
速度はやはりそれなりです。

Crystal DiskInfoではディスク情報を見ることができませんでした。

GPD Pocketのファーストインプレッションは「重い」

公証480gのGPD Pocketは手のひらサイズのモバイルPCとして注目を集めていました。

私も軽さと持ち運びやすさを期待して出資したのですが、
最初に持った感想は「重い」でした。

測ってみると、本体は「497g」なので公称値とほぼ同じと言えます。
また、500mlのペットボトル一本より軽いです。

Miix2 8と折り畳みBluetoothキーボードを合わせて「600g弱」なので、
100gの軽量化には成功しているのですが、
単体では重いと感じました。

それは、重さを除いた見た目の印象が、
昔使っていた人ならわかると思うのですが、
電子手帳のようで軽いイメージを想像してしまっていたのではないかと思います。

なので見た目からしたらズッシリしている印象になる人はなると思います。

それでも重さは公称値程度ですし、
何より、Atom Z8750にメモリ8Gでこの重さは、
印象は脇に置いておいて、間違えなく軽いです。

参考までに付属のACアダプタとケーブルをセットで持ち歩く場合の
重量は「577g」です。
Miix2 8とキーボードの両方を持ち歩くよりも少しだけ軽いです。

心配な個性的配列キーボードは打鍵感も良く問題なし

非常に個性的なキー配列のキーボードですが、
打鍵感も良くてブログを書くのにも良さそうな感じです。

個人的にも非常に心配していた点なのですが、
心配は杞憂に終わりました。

折り畳みBluetoothキーボードよりも打鍵感が良くて、
変な突っかかりもなくていいことづくめです。

キー配置を心配する声もありますが、
これはこれで割り切って使うしかありませんが、
使ってみると意外と悪くないと思います。

コンテキストメニューキーやWindowsキーなども独立しているので、
操作性は良い方だと思います。

トラックポイントはやはり引っ掛かりが良くないか

巷で話題になってはいますが、
ブルーの初期付属のトラックポイントは
引っ掛かりが悪く、いまいちな印象です。

圧力センサーの感知は良いのでスムーズに作業はできます。

ThinkPadのロープロファイルトラックポイントキャップ
が流用できるそうなので、後日交換しようかと思います。

なお、付属の青色トラックポイントキャップは予備はありませんでした。

クーリングファンは少々音が気になるか

気になる点としては、クーリングファンが回りだすと結構音がします。

静かなところで使っていると「フーーーーン」と何か音がしていることに気づきます。
煩いとまではいかないレベルですが回っていることに気づくレベルでは
ファンの音がします。

あと、使用している最中だけでなく、
充電中にもファンが回りました。
バッテリーを冷やしているのか充電の制御で何かCPUを使っているのか
わかりませんがとにかく充電中はファンが回っていて音が気になりました。

その他懸念されていた初期不良などは一切なし

セカンドロットだと思われる私の機体には特に不具合は見受けられませんでした。

画面を閉じるとスリープから復帰するなどの不具合が報告されていましたが、
そのようなことなく画面を閉じるとスリープします。

Wifiがぶつぶつ切れるなども今のところ短時間の利用では発生していません。

セカンドロット?は改善されているのかもしれません。

期待通りだが”コンパクトなPC”で目新しさは多くはない

個人的な評価としては、
価格と性能のバランスは最高に良くて、
質感も非常に良いと感じています。

製品としての完成度は高いです。
それは間違えないと思います。

使い勝手も良くて購入してよかった製品です。

ただ、”コンパクトなPC”という枠からは出ておらず、
通常のラップトップPCに触れるのと変わらないので、
スマートフォン製品などの新製品にある
「新しい世界」のワクワク感はそれほど感じられません。

それもそのはずでこの製品は、
2in1でもなく、ラップトップ型に拘っているわけで、
そういうコンセプトです。

近年はスマートフォンとタブレットによって、
VAIO Pのような製品が全く出ておりませんでしたが、
敢えてそのカテゴリに再度製品を投下しています。

全く新しい世界ではなく、
過去にあった良い製品の再発掘なのではないかと思っています。

時代に置き去りにされた
小型軽量PCを現代に相応しいスペックとデザインで
蘇らせてくれた良い製品だと思います。

バッテリー持ちなどは今後使っていく過程でレビューしたいと思います。

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