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IPv6でIPv4通信をするv6プラスでできる事できない事

IPv6でIPv4通信をするv6プラスでできる事できない事

契約時にv6プラスでは
VPN接続・オンラインゲームなどが使えない可能性がある
(特定のポートやプロトコルを使用する通信が使用できない)
という注意書きがあります。

では実際にIPv6プラスを契約して、
やってみた結果を書いてみたいと思います。

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実際にやってみた

とりあえず、VPNと外部アクセスで使っているものを試してみました。

やってみてできた事

  • SynologyNASのQuickConnect接続
  • SSL VPN接続(内→外)

できなかった事

  • PPTP VPN接続(内→外)
  • PPTP VPN接続(外→内)

PPTPプロトコルのVPNはLAN内から外部への接続も使えない

VPNは外側から接続する場合のみ使えないのではないかと
勝手に思っていましたが、両方向で使えません。

PPTPプロトコルはLAN内側からセッションを張る分には
通れるんじゃないかと淡い期待もタイムアウトで壊れます。

オンラインゲームなどの注意書きもあるができるかは不明

オンラインゲームをやらないので試していません。

v6プラスでのVPNの状況を見るに、
特定の人がホスト(中心)となって接続してくるような
仕組みを持ったゲームは使えないと思います。

諦めていたが使えたQuickConnect

SynologyがNASへの外部からのアクセスを、
DDNSなど設定しなくても簡単に接続できるよう
用意しているサービスが「QuickConnect」です。

NASのソフトウエアであるDisk Station Managerで登録するだけで
誰でも無料で利用できるSynology NASのサービスです。

これを登録することで、
スマートフォンアプリでも外から自宅のSynology NASへ
いつでもアクセスができます。

これも結局のところ外部からのアクセスに当たるので、
使えないのではないかと心配していました。

恐る恐る外でつないでみると
「QuickConnect」は繋がります!

v6プラスで接続しているSynologyNASの
ファイルがDSFileから参照出来ました。

これはQuickConnectを搭載した
Synologyのルーターに外部からのアクセスが期待できそうな気がします。

VPNでも使えたLAN内から外部へのSSL VPN接続

SoftEtherで対応しているSSL VPNですが、
VPNでもプロトコルが違うSSL VPNは利用できるようです。
但し、LAN内から外部へ接続する場合限定です。

サーバーの公開ができない事になっているので、
接続されることはできないと思います。
LAN内にサーバーを立てて試してはいないので未検証です。

外部からのアクセスの為にIPv4 PPPoE専用のネットワークを作る

外部からのアクセスができないのは困るので、
ルーターを二台利用して外部からアクセスできるよう
ネットワークを作ります。

ダブルLANとスタティックルートで二つのネットワークに所属させる

こんな感じでネットワークを構築しました。

RTX1210はスキル不足でBaffaloとの疎通がうまく取れず、
とりあえずお蔵入りしました(涙)

外部から接続するための専用ネットワークはASUSルーターで作成し、
過去の設定をそのまま流用しています。

PCとNASは上位機種を利用していたおかげで、
LANポートは二口ありましたので助かりました。
v6プラス側をデフォルトゲートウエイとして、
IPv4側をスタティックルートで接続の口を用意しました。

これで外部からはASUSルーターのDDNSとVPNサーバー機能で、
リモートデスクトップやNASを利用することができます。

PPTP VPNをLAN内から外部へ張る場合はLANポートを切り替える

PPTPプロトコルはv6プラス側では使えないので、
使用する場合はIPv4側を一時的に
デフォルトゲートウエイに設定を変更します。

そうすればPPTPプロトコルでのVPN接続を使うことができます。
但し、IPv4側が混雑していると速度は遅いですが。
使えないよりはマシということで。

v6プラスでも工夫すれば今まで通り使える

ネットワークが二つになって少々難しいですが、
v6プラス環境でもVPNを利用ことができました。

IPv4と共存させることで、
オンラインゲームなどでIPv6プラスが使えない場合でも、
IPv4側のネットワークに接続すれば使うことができます。

共存させる以外にも、
ルーターの設定をIPv4に変更すればv6プラスを使わずに通信することもできます。

通常のWebブラウジングなどは高速なIPv6で、
使えない物はIPv4で使うことで、
従来と変わらずインターネットを楽しむことができます。

圧倒的に多い通常利用のWebにストレスを感じない
v6プラスは一部IPv4への切り替えの手間を差し引いても快適です。

v6プラスの制約に悩んでいる方はこれまでの記事を参考にして、
快適なv6プラス生活を前向きに検討してみてください。

きっとサクサクの動画閲覧やホームページ閲覧といった
ストレスを感じない生活が待っています。

ここまで至る道のりはこちら

第一回:業者選定編
第二回:YAMAHAルーター RTX1210編
第三回:IPv6によるIPv4通信方式を整理編
第四回:GMOとくとくBBの罠
第五回:Biglobeにプロバイダを変えて接続成功

COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 2 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. IPv6プラスではなく、v6プラスです。
    間違った言葉を広めないでください。
    オンラインゲームができなくなるという情報だけが広がるので、注意して記事にしていただきたい。
    それとv6プラスを自分で自由にオンオフ出来ることを明記していただきたい。

    • ご指摘ありがとうございます。
      確かにサービス名を確認したところ「v6プラス」でした。
      IPv6と混同して間違ったサービス名表記をしており申し訳ありません。
      掲載した記事については誤っていた箇所を修正いたしました。

      オンラインゲームについては試していないことは記載しておりますが、
      断定的表現となっていた点については誤解を招く可能性はご指摘の通りなので修正しました。

      「v6プラスを自分で自由にオンオフできる事」については、
      私の知識不足で”ルーターの設定をv6プラスとIPv4 PPPoEを切り替える”しか思いつきませんでした。
      私自身もVPNを利用する際には、デフォルトゲートウエイを変えてIPv4用のルーターを使うというアナログなことを行っているので、
      もっと簡単に切り替える方法があるようでしたらご教示いただけると幸いです。
      ルーターの設定が変更可能なことは記載させていただきました。

      貴重なご意見ありがとうございました。

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